なんとなく白湯の日々が続く。さむい。
完全に人に影響されて白湯を飲んでいる。
銀色の水筒にVansのステッカー貼って律儀にコップに移す様子を収めたインタビューは「これだ」と思った。秋冬は白湯をのむ習慣ができた。
と同時にあっため待ちの謎時間が増える。
爆速で沸くケトルやウォーターサーバーだとかがないのでぼんやり沸かしてる。黙る時間が増える。
どうでもいい時間だなと思う。
この白湯を飲むまでのどうでもいい時間は実際減っていってるが、トータルで考えると増えている。
チルだとか豊かだとかええように聴こえる言葉ではないマジでどうでもいい時間。
大阪にいた時によく行った喫茶店は、隣のおじいさんのどうでもいい会話が聴こえてきたり、また別の喫茶店は無音のトムとジェリーとか無音のブリジットジョーンズの日記が流れていてなんとなくそれがよかった。あれが丁寧な暮らしか。あれが理想だ。
いまの俺には、このマジでどうでもいい時間の使い方がわからん。
「Whoauーうー沸かんのかぇえぇえぃいい(小声)」
「キッチンペーパー×キッチンペーパー」
「ぶるるる」
「ヤホー!ホヘィ!ヒィ!(Xi)」
「あちそうですねぇい」
「はい、しばくぞ~」
「uuuuuuuuuuuu~」
沸くまでの時間が長い。独り言が増える。
飲むかわからんのに1Lも沸かすから悪い。
なにが丁寧な暮らしやねん燃やしたろけ。
寄生されてるみたいに奇声を小声で。
試しに適当な映像を流すことにした。
無音のトムとジェリーみたいな憧れをもって。
ペンギンが歩く様子とか風景は結構見ちゃうからダメ、ライブカメラもダメ、知らんアニメうるせぇからダメ、なんやかんやおもろいからドキュメンタリーもダメ、M1の予選動画やYouTubeなんてもってのほか、逆にらんま1/2?白湯かぶりたなるほどおもろいからNG、すきやけどどっちが勝っても負けてもいいという理由で遊戯王、こんなもん結局滅びのバーストストリーム、Netflixのスクリーンセーバーみたいなの。あれもだめ。
結論、情報が詰まっている以上興味は出る。
試しに最も興味のないであろう、仕事に疲れてフラれて旅に出て恋をしてみたいな映画を流した。電気を垂れ流してる気がしてスパイダーマンの敵を思い出した。そして不機嫌になってた。何が愛や。
まだ答えが見つかってないまま、白湯製造業に携わっている。黙って白湯飲んで、静かに沸かしたい。
ちなみに銀色の水筒を持ってた人。
本当に銀色の水筒を持っていて感動した。
あ~~~。お湯が沸かしボタン押してからブログ書いたらよかったのに、押し忘れてたからブログもダメだなぁ~。白湯むず。
たなか
タナカフクロウの巣
タナカフクロウの巣です。
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